インターネットの使い方、コントロールできていますか?
ネットに振り回されず、自分らしくネットを利用するための情報提供などをメインにしたエンジェルズアイズのブログです。
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ネットとの距離は人それぞれです
ネット依存の話でよく話題になるのが時間の問題です。
「ネットを○○時間使ったから、依存?やりすぎ?」
という時間の判断基準を聞かれることもあります。

子供にとっては視力や健康の面で適度な利用時間を設定する必要はあるとおもいますが
依存に関しては時間で割り切って考えられるものではないのが曖昧で難しいのです。

インターネット利用者の多くは社会生活の中で、仕事や楽しみ、情報交換、趣味、検索、コミュニケーションなどでネットを利用しています。普段使いの中かから、生活の中での自分とネット利用時間との快適な距離を自然に身につけています。

ネット利用者が自分とネットとの距離をわかっていて、自分や周囲の人が不快な思いをしたり、困ったり、悲しい思いをすることがなければ問題になることはないのです。

問題になるのは、
子供であれば、遊ぶ時間、勉強する時間、家族と過ごす時間、考える時間など成長に必要なものを失ってまで過度に利用することであったり、大人であれば、遊び、恋愛、仕事や子育て、家事、という社会や家庭での立場や責任を無視するような過度の利用です。

また本人が止めたいのに止められないという苦しさを抱え助けが必要になる場合です。
(家族が本人の人格が変わったり、家庭内暴力などについて悩む場合も同じです)

ネットの利用時間についてだけ、一切合切ひっくるめて考えるとなかなか理解が進まず、解決につながらないと感じることが多くあります。

自分がネットを利用するとき、「ネットとの快適な距離ってどんな生活のことだろう」と、自分自身や家族にとってベストな生活スタイルか考えられるといいですね。





 
学校現場の深刻な問題
今日は先生方の教育実践研究会でSNSについてお話をする機会がありました。
現象として、SNSで時間を無駄遣いしている子どもたちのお話をしました。
学校現場がSNSのトラブルで深刻な状況にある中でも、子どもたちのことを考え、模索している先生方の姿を保護者の方にも知って欲しいと思います。

ネットの問題は家庭、学校、地域いずれの立場の人であっても、子どものためを思い考えていかなくてはなりません。
たとえスマホを持っていなくても、たとえSNSやLINEをやっていなくても、「やっていいこと、悪いこと」「大切にしなくてはならないもの」など子どもに教えることは可能です。子どもも理解して、考える力があればネットトラブルの多くは回避できると思います。

同調圧力に負けない心を持つ子に育てることも、トラブル回避になります。

大人ができることを、常に考えつつ、サポートしながら、子どもとネットの有効な関係を築いていかなくてはならないと思います。


 
児童館で勉強会
7月9日 練馬区土支田児童館で、「夏休み前 ネット・スマホ勉強会」をしました。
自由参加だったのに、小学校3年生〜6年生まで30人弱の子どもたちが集まって熱心に
PPTを見たり、ゲームに関する動画を見たり、クイズに答えたりしてくれました。

自分自身のスマホを持っている子や、まったく使っていない子同じフィールドで
意見を積極的に手を挙げて話してくれていました。

小学生でもモラルに関しては知識はちゃんとあること、知らない人とつながる危険性などもわかっている子が多くほっとする一方で、家庭でルールがなく自由にネットを使っている子や、知識として知っている危険が自分の身に起きる可能性は実感していない様子にさらに繰り返し大人や自分より年長の子どもからの話や指導が必要だと感じました。

危険な遊びをしていて、「ちょっと怪我をするなど痛い思いを経験して加減を知る」ということがリアルな遊びではできましたが、ネットの場合「ちょっとの怪我」がイコール、初めての不正アクセスだったり、児童ポルノの頒布だったりしてしまう危険性を伴うため難しいところです。

小学校の時に総合学習で学んだような「自転車の乗り方指導」や「交通安全教室」のような形で小学校1年生から指導できるといいのでしょうね。

たった一度の失敗が人生の失敗につながらないために、大人ができること、それぞれの立場で考えていきたいですね。
夏休み前のスマホの勉強会
練馬の児童館で、夏休み前に子どもたちと「スマホ勉強会」を企画しています。

「ソーシャルゲームで一日つぶしちゃった」
「親が仕事だから、思いっきりネットしちゃった!」
「宿題後回しにして動画をみていたら気がつけば明日から学校だった!」

なんて、ことにならないように、夏休みだからこそ、上手にネットと付き合って欲しいと思います。

 
いたずら?犯罪?

先日講演で伺った小学校で、「不正アクセス禁止法」を知っている人?
と質問したところ5・6年生、160人のうち2人が手を挙げ、そのうちの一人の男子生徒がみんなの前で発表してくれました。
不正アクセス禁止法違反は未成年が4割を占めています。
未成年のうち確信犯はどれほどいるのでしょう。

不正アクセスだけでなく、威力業務妨害や誹謗中傷などのトラブルや事件に巻き込まれる未成年の記事を目にすると、自分がした行為が犯罪という知識が本人にあったのかどうか、気になります。

デジタル機器がコンパクトになることで、学校内でのトラブルも増えています。
スマートフォンや小型デジタル機器で女子の着替えを友達に配信したりする子もいますが、盗撮という犯罪の意識はなく、いたずらや悪ふざけという感覚でやっています。ニュースで教職員が同様の事件を起こした場合、報じられる時には盗撮と報道され、当然社会的制裁を受けたり、責任を取ります。ですが、子どもたちの場合は保護者を呼び注意・指導するなどの対応ですので、はたして子どもたちはやってしまった事の重大さに気付いているのでしょうか?

子どもたちがデジタル機器、ネットを使った犯罪などの知識を持つことが急がれます。また善悪の判断も自分ででき、ネットのトラブルを予測し自分や周囲の人間が巻き込まれることのないような、意識の高いネットユーザーへと成長して欲しいと思います。

フィルタリング機能・LINE設定
「わが子がLINEを深夜までやっていて睡眠不足。」
「一日中LINEやTwitterをやっていて他のことをしない。」
というような保護者からの声はどこに言っても聞かれます。
特に中学生のお子さんをお持ちの保護者は相当に困っている様子が伺えます。

先日ある小学校でネット依存の講座の際に、子どもたちに
ネットでの会話をやめられない場合、どうしたらいいか考えてもらいました。

「友達にリアルで会って話すほうが楽しいって相手に伝える。」
「用件を決めておき、その会話が終わったら、「やめよう」と相手に伝える」
などなどたくさんの考えを自ら、もしくは友達と相談して発表してくれました。
同じ事象をクラスの友達と一緒に考えるということは大事です。

そんな中で
「親にやめるようにいってもらう」
「タイマーなどで、時間制限をつける」
など子ども自身では、解決できないので、親やツールを使うという
意見も多く聞かれました。
自分の力ではどうにもならないことを感じている子どもも多いのです。

その中でフィルターについて少し考えてみたいと思います。

私は、子どもにとっては親が、一番有効なフィルターだと思っています。
子どもに関心を持ち、一緒に使い、ネットを勉強しながら子どもを有害情報や不適切な書き込みをしないよに見守る・・。
ネット上ではフィルタリングでは防げないトラブルもあります。
トラブルに遭遇したときの対処法や安全に使うにはどうしたらいいか、子どもと一緒に考えながら
少しずつ利用していくのが「親がフィルターになる」ことのいいところでもあります。

フィルタリングをかけたからと安心してしまうことも心配です。
ネットの社会のめまぐるしい変化、端末もどんどん変化していきます。
端末や成長に合わせてフィルターの設定をかけつつも、自分で危機回避能力をつけて
いくことはとても大切です。
いずれネット利用も親から自立する時がきます。
その準備は小さい頃からしておく必要があります。

特に小学生などは、最低限利用端末にフィルターはかけつつ、
親が必ずフィルターになるようなダブルフィルターで利用して欲しいのです。

先日の小学校ではゲームがやめられない場合の対処法も子どもたちが考えてくれました。
オンラインゲームに関するやめられない問題はさらに
「親に止めてもらう、パスワードをかけて利用できなくする」などの案が出て、「自力でやめることは難しい」といった声が聞かれました。

子どもから「フィルターで時間設定をする」という声も聞かれました。
フィルタリングというと有害サイトや不適切な書き込みなどが注目せれますが、時間や時間帯、曜日で設定する機能もあります。
時間を有効に使うための練習にも使うことができます。
ただ、いきなりフィルターをかけるのではなく、子どもとよく話し合いなぜ、フィルターを使うのか、一緒に考えて利用して欲しいと思います。

またLINEにも通知設定の中に「1時間停止」「午前8時まで停止」という機能があります。

高校生などは、自ら試験前には「通知をオフにする」など機能を利用しているようですが
小学生などには、生活習慣を教えながらそれらの機能を使って予防にも役立るようにしてみてはいかがでしょう。


 
子供のネット依存の問題がクローズアップされるときに気をつけたいこと
子供ネット依存が大きく問題になり、
改善、予防に関する話し合いも様々なところでされています。

大人が気づき、問題として取り上げることは啓発するためには
とても必要なことなのですが、気になる点がいくつかあります。

子供のネット依存ばかりが注目されて、大人の依存がスルーされがちなこと。
大人が依存したり、マナー違反をしている光景が多々見られる中で
子供だけリテラシー教育をしようというのは、難しいのではないかと思います。
「大人は自分の責任でやっているのだから」という理屈は子供にとっては
受け入れがたいことだと思います。

また依存しやすい環境があります。
ゲーム、SNSは楽しいばかりでなく、やめにくいような仕組みになっていたり
子供を取り巻くフリーWIFIなどのネット環境、身近にあるネット接続用のデバイスが
親の目の届かぬところでネットにつなげることができること。
など子どもがやめたい、コントロールしたいと思っても「しづらい」社会の中で
自制することは容易ではありません。

また、依存予防、対応に取り組む対策の中で
取り上げ方で気になることもいくつかあります。

ネット依存について学校などで講演をしているなかで
「依存は今は病気ではないですが、問題をいくつも含んでいるので
気をつけるように」と話しております。

実はネット依存が学校で認知されるときに3点問題があると考えています。

・依存が病気と診断されても相談する専門機関がなくいたずらに親子に不安を
煽ってしまう可能性があること

・依存が病気と扱われることで、クラス・友達同士で「依存者」として
差別のような現象やいじめ、依存している生徒による暴力などがおこること

・依存している生徒が依存から抜けようと思っても居場所や相談場所となるところが
身近にないということ

上記3点がとても重要です。

実際、依存している生徒の中では学校内のネット依存に関する掲示物を、破いたりする生徒もいます。

そうするしかないのです。スマホ(ネット)がなくなると友達や自分の存在が危ういものになってしまう子も中にいるのですから。

生徒が依存から抜け出そうとしても家庭にも学校にも居場所がなく
結果、彼らを追い詰めてしまう危険性もあります。

それらを受け入れる環境であったり、人材を確保することの方は最優先の課題かと思います。

言葉だけで「依存はリスクがあるから、依存しないように・・・・」
というのではなく、依存しない環境・教育や、「依存に関して相談したい、不安に思う子に対応してくれる大人」
などの人材の用意が急がれます。
例えば学校では誰が受け入れてくれるのか、など子供にわかりやすく提示しながら
依存の問題も同時に予防、回復につなげていかなければなりません。

大人も、ネット依存について曖昧で、解釈が違う、
依存が存在しないと思う人や依存してなにが悪い、と思う人
また親が依存気味に利用しているという環境のなか
上手に導いてあげることを考えてほしいと思います。

そして、ネットbの常時利用が生活の一部として成り立っている人々が大勢
いるということも賛否を問うよりも理解し合いよりいいネットとの距離感を
みなで考えなければならないかと思います。

表面的に依存予防をしようというのは現代社会では難しく
フォローしなければ予測を超えた問題がおこることもあるかと思います。

子供が自身が考えることは大事です。
ですが、大人も真剣に考えなければならない問題ということを
見逃してはいけないと思います。



 
25年度 文部科学省 全国学力・学習状況調査クロス集計


今年8月に発表された文部科学省の全国学力・学習状況調査について、クロス集計されたデータが発表されました。
学習状況ではネットやゲームの利用と平均正答率表示されていて、ネットの利用が1時間より少ない場合もっとも正答率が高く、4時間以上利用の場合正答率が最も低いというデータがあります。

他にも自分に自信を持てる児童、人の気持ちがわかるようになりたいと思っている児童、学校の規律を守っている児童、家族と学校の出来ごとについて話をしている児童、自然の中で遊んだり、観察をしたことがある児童、物事を最後までやり遂げた達成感を感じた児童などに平均正答率の高さとの関係がみられます。

ネット利用時間と成績が関係あることは感じていた親御さんも多いと思います。
今回のデータでは小学生は算数A、中学生は国語A,数学A,Bとデータとしては少ないですけれど、成績とネットの利用時間や生活習慣を考える機会になるのではないでしょうか?

ネットの利用に関してはまったく利用しないよりも、1時間未満のほうが正答率が高いのも注目だと思います。
ネットの利用は親と一緒に考えて時間と内容を考える必要があります。

また自然の中で遊ぶこと、観察をした方が平均正答率が高く、それもネットの利用過多の児童と深い関係があります。
ネットと生活習慣、意欲、成績関連があります。
子どものことにはネットだけに限らず、関心を持つ必要と責任は家庭にあるようです。

詳しくは 近く特集に掲載いたします。



 
親の熟議、考えることの大切さ

今週行われえる杉並区での講座の打ち合わせがありました。

 

今回の講座は行政書士事務所代表のかたと一緒の講演で法的な話も同時に勉強できます。

 

ネットモラルに関する犯罪事例や、ネット・スマホ依存の現状・知識について、知るのは今までの講座でしたが

今回の講座では、どう家庭で対応すればいいのか、どんなルールを作ればいいのかという話を一方的に講義するのではなく

保護者が考える、そんな講座を計画しています。

 

さらに・・、

日ごろ悩みの種のスマホやネットについての親子の会話。

特に中学生、高校生では難しいですよね。

 

上手に子どもと話すにはどうしたらいいのか

文殊の知恵を皆で出し合うこと、子どもだけでなく親も熟議という

今回の企画、広がるといいと思います。

 

 

 

ネット依存について・・・

すでに、

中学校・高校でもいくつかの学校が、子どもが考える機会を作り、

自らの気持ちの落とし込みと同調圧力による弊害について考え

共通意識をもつ機会を作ることが始まっています。

 

親にいわれたことを、あらためて認識する子

こんな考えもあるんだ、と人の考え意見に気付く子

こんなことをすればいいんじゃないの?と思いつく子

様々ですが、自分で考えることが重要だと大人も改めて気付かされる思いです。

 

元気に意見を言い合う中学生をみていると、胸が熱くなります。

 

 

依存する子どもや、保護者をこれ以上増やさないためにも、この問題は即対応していかなければなりません。

 

依存せずにネットを使う達人。

ネットも使うけど、リアルも大事と思える達人。

周囲もしっかり見えている達人。

ネットのリスクもしっかり理解している達人。

 

大事なものに気付かずに大事な時間を見逃している・・・

そんなことにならないように大人も、子どもも

スマートに、クールにネット、やデバイスを使いこなすように

考えていきたいですね。

 

 

 

依存知ることから予防教育へ
8月に発表された“中高生51万8000人が病的なネット利用をしている”との報道で、実態を知った保護者や学校にショックが広がりました。
そんな中、その実態を受け止め家庭だけの問題で終わらせず、対応しようという学校も現れています。
「子どもたちの問題は、大人や社会全体の問題」と、とても心強いお言葉を下さる先生方がほとんどです。
ネット依存や、メディアリテラシーの問題に悩むときには、そんな先生方の言葉にいつも勇気づけられます。


ネット依存の問題は、家庭では対応しきれないケースも多くあります。
特に、学生の利用には、学校関連の連絡ツールとしてのネット利用、学習のためのネット利用、友達とのコミュニケーションなど、いくつものネット利用のシーンがあります。

また、学生生活ならではの強い同調圧力の問題も家庭では対応しきれない問題です。

子どもにとって、情報教育が学校でも必要だと考え、積極的に導入していこうという学校からの問い合わせが少しずつ増えています。そのために先生方も勉強し、子どもたちにとってよりよいネット利用について指導していこうと前向きに取り組む学校が増えることは、親だけでなく、子どもたちにとっても良い効果を生む期待ができます。

子どもたちは学ぶ機会ができることと、学校の友達と同じ情報や価値観を共有することで学び、そしてネットの利用に関して、友達や大人など他人の考えを知るチャンスにもなります。

自分の掌で、自分でなんとなく始めたネット利用。本当はどのようなものなのか知っておきたいという意識はあります。中学生向けの講座のあとには、「もっとこんな話を聞きたい」という感想も多くあります。

今後もますます学校での情報教育に取り組む学校が増えることに期待と明るい希望を感じます。