インターネットの使い方、コントロールできていますか?
ネットに振り回されず、自分らしくネットを利用するための情報提供などをメインにしたエンジェルズアイズのブログです。
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子供のネット依存の問題がクローズアップされるときに気をつけたいこと
子供ネット依存が大きく問題になり、
改善、予防に関する話し合いも様々なところでされています。

大人が気づき、問題として取り上げることは啓発するためには
とても必要なことなのですが、気になる点がいくつかあります。

子供のネット依存ばかりが注目されて、大人の依存がスルーされがちなこと。
大人が依存したり、マナー違反をしている光景が多々見られる中で
子供だけリテラシー教育をしようというのは、難しいのではないかと思います。
「大人は自分の責任でやっているのだから」という理屈は子供にとっては
受け入れがたいことだと思います。

また依存しやすい環境があります。
ゲーム、SNSは楽しいばかりでなく、やめにくいような仕組みになっていたり
子供を取り巻くフリーWIFIなどのネット環境、身近にあるネット接続用のデバイスが
親の目の届かぬところでネットにつなげることができること。
など子どもがやめたい、コントロールしたいと思っても「しづらい」社会の中で
自制することは容易ではありません。

また、依存予防、対応に取り組む対策の中で
取り上げ方で気になることもいくつかあります。

ネット依存について学校などで講演をしているなかで
「依存は今は病気ではないですが、問題をいくつも含んでいるので
気をつけるように」と話しております。

実はネット依存が学校で認知されるときに3点問題があると考えています。

・依存が病気と診断されても相談する専門機関がなくいたずらに親子に不安を
煽ってしまう可能性があること

・依存が病気と扱われることで、クラス・友達同士で「依存者」として
差別のような現象やいじめ、依存している生徒による暴力などがおこること

・依存している生徒が依存から抜けようと思っても居場所や相談場所となるところが
身近にないということ

上記3点がとても重要です。

実際、依存している生徒の中では学校内のネット依存に関する掲示物を、破いたりする生徒もいます。

そうするしかないのです。スマホ(ネット)がなくなると友達や自分の存在が危ういものになってしまう子も中にいるのですから。

生徒が依存から抜け出そうとしても家庭にも学校にも居場所がなく
結果、彼らを追い詰めてしまう危険性もあります。

それらを受け入れる環境であったり、人材を確保することの方は最優先の課題かと思います。

言葉だけで「依存はリスクがあるから、依存しないように・・・・」
というのではなく、依存しない環境・教育や、「依存に関して相談したい、不安に思う子に対応してくれる大人」
などの人材の用意が急がれます。
例えば学校では誰が受け入れてくれるのか、など子供にわかりやすく提示しながら
依存の問題も同時に予防、回復につなげていかなければなりません。

大人も、ネット依存について曖昧で、解釈が違う、
依存が存在しないと思う人や依存してなにが悪い、と思う人
また親が依存気味に利用しているという環境のなか
上手に導いてあげることを考えてほしいと思います。

そして、ネットbの常時利用が生活の一部として成り立っている人々が大勢
いるということも賛否を問うよりも理解し合いよりいいネットとの距離感を
みなで考えなければならないかと思います。

表面的に依存予防をしようというのは現代社会では難しく
フォローしなければ予測を超えた問題がおこることもあるかと思います。

子供が自身が考えることは大事です。
ですが、大人も真剣に考えなければならない問題ということを
見逃してはいけないと思います。



 
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